心のお悩み解決ブログ

2013年9月 9日 月曜日

生きることと未来

先週のこと、中学高校の同級生が乳がんで亡くなった、という知らせを受けました。
大変驚き、大変悲しく、しかし、大変な闘病生活だったのだろうなと思うと、言葉もなく。
受け止めるのに、時間がかかりそうです。

お通夜、告別式は、仕事の都合で伺うこともできず。
寂しい、悲しいと思う気持ちに区切りが付けられないまま、
今に至っています。
そんなにものすごく親しい人ではなかったんだけど、
でも、一緒に学んだし、一緒に笑ったし、一緒に感動したし、
6年間一緒にいたことは、大きいことです。

未来に希望が持てない、
希望のある未来が想像できない、と、
患者さんは言います。
未来の自分が想像できない、と。

それはそうかもしれません。
今日のことだって、明日のことだってわかりません。
いつ、事故にあって未来を奪われてしまうかもわかりません。
いつ、不治の病の宣告をされて、余命は、なんていわれるかもしれません。
未来のことは誰もわかりません。

でも、だから未来に希望を持てなくて当然と思うか、と言ったら、
そうではないと思う。
未来の希望、というよりも、
自分が明日、どのように過ごしたいか、
自分が1か月後、何をしているか、
1年後、どんな人になっているか。
まったく変わらないかもしれない。
でも、変わらない自分であったとしても、
変わらなく幸せであったらいい、とか。
変わらない自分であったとしても、
まったく変わらないわけはない。

自分が何をしたいか、わからないなら、
とりあえず、今の自分は何ができるか考えたらいい。
できることがたいしたことでなくても
たとえ、自分のことしかできなくても、
それでも、今、できることを数え上げること。
そして、できること一つ一つをちゃんと評価すること。

自分をほめる、にもつながってきます。

今、生きている私たちは、
今、生きていることを大切にしたいものです。
今、生きていてできることを、きちんと評価して、
今、できないことに目を向けるのではなく、
今、できることに目を向けること。
これが大切だと思います。

同級生の訃報を聞くと、
自分がいま、元気で仕事ができることを本当に感謝してしまいます。
彼女の分まで、とは言えませんが、
自分にできることを精いっぱい、
世の中のためになるように頑張ってみたい。
そう思います。



投稿者 メグ・マグノリアクリニック

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